筒状に縫ったの布の返し方


準備するのは、ちょっと太目の糸(写真は穴糸)と針(ゴム通しなども可)

下記では、ネクタイの小剣通しを例に、説明を入れていますが、蝶ネクタイの首周りも同じ方法で返すことができます。


まずは中表におり生地端から7,8ミリのところに縫い代線を入れて縫います。


縫ったところを中心にして、縫い代を割る


割ったところの端に糸を縫い付ける


針穴の側から筒の中に糸を渡して、反対側から出す


反対側から出した糸を、少しずつ引く・・・
この時、筒を軽くにぎりながら、反対側の結んだところが筒の中に入ってゆくように
少しづつ糸を引いてください


糸を引いて表に返す


縫い代は中心にくるよう、アイロンで仕上げてください
画像は表側

ネクタイの作り方はこちらにUPしていますので、参考にしてください。


 

以下は便利道具のご紹介です。

細長いものを筒状に縫ったときに、表に返す為の道具です。
上から、イージーターン、ループ返し の名前で手芸店で販売されています。(当店でも教室で販売中です)

使い方は、ネクタイの小剣通しを例に説明してみますね。
画像①:

筒状に縫った小剣通しを縫い代を真ん中に持ってきて割ります。

画像②

生地端を挟んで動かないように止める。ここで大事なのは、はさんだ器具のところをグイッと押さえて、生地を動かないように挟み込むこと。

画像③

上から被せるようにひっくり返します。生地をしっかりと挟み込んでいないと、途中で抜けてしまいますので注意です。

画像④

表に返したところ。
道具は上手く使うと、とっても便利ですが、使い方を間違えるととっても難儀。。

量産される場合は、道具があればとても便利ですのでぜひお試しください。